カテゴリ: 仮想通貨の基本用語集

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今回は【ICO失敗】ワナに嵌ったあるコインの話~後編をご紹介します。こんにちはノリヒロです。ICO開始前にワナにはまってしまって風前の灯。どうなってしまうのでしょうか。

前編は
【ICO失敗】ワナに嵌ったあるコインの話~前偏
 から。


ワナに嵌ったZiberコイン

目次
①ICO開始直前の突然アナウンス

②さらに追い討ちをかける災難

③今現在どうなっているの?


①ICO直前の突然アナウンス

スナップショット(10%のBTC、ETHのハードフォーク)は7月26日0時から、ICO開始は7月27日12時から始まります。7月26日ぎりぎりまで、スナップショットの件Scamではないか?との問い合わせが相次ぎました…。
そして、運命の7月27日,0時02分35秒Bitcointalkにziber運営からのアナウンスが。以下、意訳で全文です。文章で出てくる「Tokenmarket.net」はICOのリスティングサイトになります。長いですが、Ziber運営の思いが伝わってきます。


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こんにちは、皆さん。
ここには、推理小説ファンや、ソープオペラ愛好者がいるようです。私もまた、とある1つの推理ソープオペラ物語を話したいと思います。

Ziberプロジェクトは初めから、賞金(ボラリティ)を使うまいと決めいました。プロジェクトを前進させることが何より進捗の証だと信じていたので。また、私たちはロンドンでの2つの会議を行いました。たくさんの人から暖かい言葉をもらい、理解を得ていたと思います。同時に、もっとこのプロジェクトを知ってもらう為様々なWebサイトやICOリスティングサイトにemailを送りました。(もちろんTokenmarket.netにも。)けど、全く反応はありませんでした。(この点を注意しておいて欲しい)

万事うまくいっていました。
次にあげる、我々を狙った嫌がらせコメントがあるまでは。

"Hi Just to Clarify:the cofounder and CEO of TokenMar
ketis Ransu Salovaara. Thank You"

(TokenMarketの共同出資者、CEOはRansu Salvaaraだよ。そこははっきりさせておきたい。)

そして、このメッセージがすぐにスクショされ、誰かによってテレグラムに上がりました。"Ziber Scam"の文字と一緒。BitcoinTalkのネガティブな書き込みが目立つようになるまでそう時間はかかりませんでした。ちょっとした言葉のいい間違でさえとってつけたようにせめられるようになりました。

私はScamとコメントする人たちにロンドンでのプレゼンの様子の動画を送りました。開発者ののっているページのリンクを送りました。ソースコードのあるGithubのリンクを送りました。ちゃんとコードとして動くものを送りました。

だけど、彼らは全て"FAKEだ!"と言い放ちます。じゃあ聞ききます。クレームの原因はなんなんでしょう?

わが社の共同出資者、マイケル・コーディが使った「CEO Tokenmarket」という言葉。これは、「トークンマーケティングを担当するCEO」という意味であって、「tokenmarket.netという会社のCEO」という事ではありません。だが、あたかも意図的に使用したように告発されてしまいました。もし彼らが不快に思うなら、謝罪するようメールしてくれればよかったのに、嫌がらせをしてくるようになりました。
だけど、我々を否定するコメントの全部はNoは言えません。Tokenmarket.netのような情報提供者を信じる信じないはその人次第なのだから。

もっと深く掘り下げてみましょう。Tokenmarket.netが我々を攻撃する根本原因はなんなんでしょうか。

それは、Dentcoin の影響だと思います。
Dentcoinは、我々のPJとほぼ同じタイミングでICOをしていました。PJ内容が被っていた為か、21k/180kETHしか資金調達できていませんでした。恐らく出資者は、彼らより我々のPJを選び、出資を控えたんだと思います。それを逆恨みして、我々のPJの邪魔を汚い手を使ってしたんだと思います。

じゃあ、「Tokenmarket.net」ってなんなんでしょう?LATO、EUC、RCCなど、たくさんICOコイン(失敗含む)がリスト上にあるけどそのほとんどは機能していません。そして、その開発者等も決して表に出てきません。いろんなプロジェクトのウエブサイトはほぼ同じ構成で似ています。おそらく、Tokenmarket.net彼ら自身がそのプロジェクトをでっち上げているんだと思います。資金を調達するだけのために。有望なICOを隠れ蓑にして。

一番我々を非難したアカウント「msterbones」。彼が「Scam」と予測したコインはICO後軒並み急上昇。中には10倍以上になるものもありました。彼が言っていることは、果たして正しいでしょうか。

次に我々を非難したアカウント「Gleb Gamov」。彼は他人のIDを盗みまくっていました。無免許等で有罪歴あり、詐欺罪でも訴えられています。失礼ですが、彼のいう事を信用できますか?

以上です。

最後にひとこと言わせてください。誰かの言いなりになるのはやめて、自分自身で考えましょう。自分自身で確認して前に進んでみませんか。

私たちはこうして攻撃されています。だけど、偉大なプロジェクトを進めていると自負しているし近い将来「SKYPE」と同じく位、有名になると確信している。私たちにもう少し時間をください。
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Ziberの存在を心良く思っていない人たちがいて、TokenMarket発言をきっかけにして、炎上を企てられた。そして、思惑通り、いろんな方面からバッシングを受けた。しかもICO公開前。この釈明に賛同した支援者は多数いました。ですが、炎上してしまっては厳しい戦いは避けられません。そして、ICO公開前のZiberにさらなる不運が襲い掛かります。

②さらに追い打ちをかける災難

2017年7月27日12時。ICO開始となりました。2時間ほどすると、Bitcointalkにおかしなコメントが。「ICOサイトの接続不具合があるみたいなんです。
ICOが始まった時のコンタクトアドレスと、現在のコンタクトアドレスが違うようですが?

1時間後、Ziber運営からコメントが。
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「大変申し訳ございません。Ziberのスマートコントラクトがハックされました。最初のアドレス分になります…現在は新しいアドレスになっています。この責任は、スマートコントラクトチーム開発会社(別発注だったんでしょう)の責任です。すべてのジャックされたETHは返金されます。」

なんかもう、災難だらけ。
運営側にも多分に責任があるんではないのかと思うほどです。ICOはその後どうなったのでしょうか。それ以降、Bitcointalkの更新はありません。旧Webサイトと、ICOリスティングサイトから察するにICOは失敗に終わったようです。あれだけ難所続きでは、うまくいきようがないですね…。しかも集めたFundの返金対応、直接は関係ないでしょうがハック分の損失、及び信頼がた落ち。Ziber自体はどうなってしまったのでしょうか。

③今現在どうなっている?不死鳥のように蘇るZiber

2017年7月末~8月初でICO終了。
その後、2017年8/14頃よりICOの敗戦処理をしたと思われます。その際に、独自のRefundルールを作ってRefundCashboxを作り、ETHの募金活動を行っていたようです。(ETHを運営指定のCashboxウォレットに入れ、所定の期間預けると利子が貰える。預ける期間の長短によって利子が変わる。自転車操業のような気もしますね…)。

そして次に情報が現れるのが2017年11月末。ZIber運営は、積極的にEtherDeltaに上場できるよう申請しています。2月現在、まだEtherDeltaで確認はできません。そして公式サイトもリニューアル。
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当初はPCのみのアプリだったようですが、スマホアプリでの対応も行い始めたのでしょうか。綺麗ですね。ホームページにはその記載はありませんでしたが。
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現在のUSER、NODE等の情報ですね。まだまだ少ない感じはありますが、これからですかね。そして、ドン!
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12月10日にはCOINBENEという中国の取引所に上場しました!基本的には中文です。あって英語です…。
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結構ボリュームありますね。あと今のところペアはUSDTだけのようです。


まだ上場してました。COIN900!ここは中文しか発見できませんでした…。
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ここではペアはBTC/ETHがあります。取引キャパは低め。
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日本ではあまり知られていない取引所であります。サイトには「POLONIEX」ものってましたのでそのうちに上場、ありますかね?
公式ツイート のフォロワーも低く、まだまだの感じはあります。ICOでよほど宣伝したかったんでしょう。ただ、うまくハマれば一気に登る感じはしますね!

大きなICOでは失敗してしまったものの、着実に広がりを見せている「Ziber」。開発がしっかりしていたからこそ不死鳥のように蘇ってきたのでしょう。

日本でもほぼ取り上げられていません(Googe検索でも「Ziber」自体を扱っていた日本語サイトはほぼ皆無でした。情報収集に苦労しました…)。現在はいわゆる「草コイン」以前の段階のようなコインですが、このようなコインを調査していくことで、ICO自体の良否も判断できるようになるんでしょうね。実際「Ziber」自体も早熟型の悪くないコインだと思います。皆様の目にはどのように映りましたでしょうか。


いかがでしたでしょうか。
長文になりすみません。まとめきれませんでした。
また、興味を引くICOがありましたらご紹介します。
ありがとうございました。

どんなに優秀な開発プロジェクトをもったICOでも罠にはまると失敗するのか?運命やいかに?
こんにちは、ノリヒロです。今回は【ICO失敗】第二弾をご紹介します。失敗の形はいろいろありますが、今回は開発・運営ともある程度伴っていながらの失敗となります。長くなるので、前後編、2回でのご紹介です。

不運なコイン【Ziber】

目次
①【Ziber】コインの特徴

②ICO開始に向けて順調な戦い

③突然のワナにはまる



①【Ziber】コインの特徴

概要

コイン名 Ziber ティッカー不明
タイプ ERC20(ETHブロックチェーン)
アルゴリズム PoW+PoS
最大発行枚数 1,000,000,000ziber
ソフトキャップ 不明
マスターノード 10,000ziber
ICO開始予定 2017年7月27日
終了予定 2017年8月6日(売り切れたら終了)
ICO後の使用用途
80%→ICO後の取引所上場で流す
10%→開発チームへ。数年間は凍結予定
10%→ETH、BTCを持っている人へフォーク
ロードマップ
①分散化されたアプリを使用する
(最初はPCで、翌々はモバイルで)
②PoW+PoSで、端末がノードになる
③トークンを通話料金として使えるようにする
④VOIP(ボイスオーバーIP)を使用する
(TCP/IPで音声データをやり取りする)
⑤全世界の人を対象とする

分散化されたZiberアプリを使用します。LINEやSKYPEみたいな感じですね。この時はまだPCのみでの対応だったようです。
料金のやり取りは、トークンで行う。マイクロペイメントですね。そして端末がノードになるということは、PCはもちろん携帯でもマイニングできる可能性があるということですかね。電話をしながらマイニングできるかもですね。そして全世界対応。マスターノードもあまり高くない。
さらに凄い事に、ICOが始まるまでは、お試し期間としてZiber経由で無料で通話ができる!!アプリ普及のためなのでしょうが太っ腹です。結構これ、条件のよいICOではないでしょうかね。ICO前評判も上々で、Bitcointalkでも、好印象な意見ばかりが目立っています。

②ICO開始に向けて順調な戦い

運営はICO前にこう言いました。
「我々は既にある程度の資金はある。アプリもある。それでもICOをするのは、プロモーションをもっとして拡販したい、インフラ整備を早くしたい、高水準の弁護士を雇いたいからだ」と。用意万端です。7月7日にBitcointalkをオープンしたのですが、評判も日を増すごとに高くなっていきます。
「こんな有望なコインなら、10日間の期間なんていらないだろう、すぐに売り切れるだろう。幸運を!」
「10%のフォークは素晴らしいアイディアだ!」
「Slackに入りたいんだけど」
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BitcoinTalkのプロフィールです。
イメージ、コンセプトもしっかりしています。


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とあるセミナー会場での一幕です。セミナーも活発。右側ブラウンさん、左側カウフマンさん。どちらも共同CEOですね。少しブラウンさんの目がヤバいのが気になります。ところが、7月半ばに入り雲行きが怪しくなってきます。

③突然のワナに嵌る

7月半ば、Bitcointalkにあるメッセージが入ります。
"Hi ,Just to clarify: the cofounder and CEO of TokenMarket is Ransu Salovaara  Thank you"」(Hi、はっきりしておきたいんだけど、「TokenMarket」のCEOは「Ransu Salnovaara」だからね)そして、テレグラムには合わせるように「ZiberはScamだ!」という内容の発言が。

ziverの共同ceoさんが「我々はTokenMarketのceoになる(暗号通貨市場のトップになるの意味)」という発言をしていたのですが、これをわざと「TokenMarket.netという会社のceoになる」という曲解をして、拡散。人の会社を乗っ取るような発言をするceoの会社はscamだとこじつけたのです。

そのコメントを境に、このプロジェクトはscamでは?というコメントが見られるようになります。GIThubにコードをアップしたのですが、「GIThubのコードはデタラメだ。全く機能しない」といったコメント。確かにコードは間違っていた部分もありましたが、逐次修正している最中でした。ico後でもコードを発表しないところがあるのを考えると、かなり進捗あると思います。それをscamとまでいってのける、悪い流れです。

また、「最大発行枚数が1億ZIBERとホワイトペーパーにあるのに、ある発言では一億ユーロ発行するといっている。発行枚数が明らかに増えている。公称より上乗せし、運営がピンハネするともりではないか」といったコメント。おそらく言い間違えだと思いますが、揚げ足をとられまくっています。

運営も一つ一つ真摯に対応していたのですが、徐々に勢いがなくなります。icoの格付けも下がって行きました。icoがはじまる前に、すでに風前の灯火。一体どうなってしまうのか?
次回はワナに嵌ったあるコインの話~後編です。

ありがとうございました。

こんにちは、ノリヒロです。
前回Twitterでご紹介しましたこちらの記事。
【RBF】についての記事です。TRFではないですよ。そもそもRBFって何だろう?ということで、アップです。

仮想通貨の【RBF】

目次
①RBFの仕組み

②そもそもRBFは使用できなかったの?

③最後に

①RBFの仕組み

RBFとは【Replace-by-Fee】の略です。
言葉通り、「手数料を置き換える」ということです。仮想通貨送金時、最初のトランザクションが未確認状態の時に、手数料を変更して(ほとんどの場合は手数料を上げる)トランザクションを変える可能性があることを受け手側に知らせる機能です。Opt in とは、「参加する」という意味です。
ですので、【Opit in RBF】とは「手数料変更の可能性あり、このトランザクションは他のトランザクションに置き換えられる可能性ありますよ注意してね、というアラーム機能を付ける」という事になりますかね。

図で説明します。
RFB
①送信者A、BTCを受信者Bに手数料0.001BTCで送付。
 「RBF」機能を付けて送信。トランザクション未確定。
②受信者Bは、「RBF」機能がついているため、1承認
 でも確認ができないと不安になる。
③同じBTCを受信者Cに手数料0.005BTCで送付。
④マイナーがそれを処理。
⑤受信者Bはいつまでたっても受金されない。

要するに、送金のやり直しができるということです。ビットコインの大事な、そして重要なルールである「トランザクション非可逆性、」を壊しているといえますね。なんだか危ない機能だなあ。

②そもそもRBFは使用できなかったの?

Opt in RBF という機能は、BTCの初期段階で既にSatoshi Nakamotoによって実装されていたようです。最初は、シーケンス番号の大小を比較することで優先順位を定めていました。(後から出した出金指示を優先するようにRBFを設定していたということでしょうか。)ところが、この方法だと攻撃者が容易にDos攻撃ができる可能性が高かったのです。
そこで2013年、Peter Toddが、置換をする基準を手数料率として、高い手数料のほうを優先するように提案し、認知運用。現在に至ります。ただしこの機能は、ブロックに取り込まれる前の状態、すなわち合意形成前の段階であり、ローカルな取り決めであるということです。使用できるのは「Electrum」Walletのみ。
マーケット取引(お店等での売買)では、RBF機能の付いた送金は必然的にはじくよう設定されているようですが、個人間でのやり取りの場合は注意が必要です。例えば、商品売買など決済方法でBTCを使用した場合、RBF機能付きのトランザクションで送金確認をしてしまうと、商品発送後そのトランザクションを取り消されるという詐欺もありえるわけですね。

現在は実装されているコインはほぼありませんが、注意は必要のようです。詐欺には気をつけましょう。

③最後に

最後に、敢えて「仮想通貨の【 RBF】」と書きました。
そのわけはこちら。

英語のネットスラングでは
RBF=Resting Bitch Face
    (レスティング・ビッチ・フェイス)

意味 何もしていない、普通にリラックスしている時の顔が、感じの悪い嫌な女のように見える顔のこと。実際は怒ってないのに、イライラしたように見える気難しい顔の事。男性は Resting Asshole Face という。

例文)
A:Are you mad?
B:I'm not mad. This is my RBF
A:おこなの?
B:おこじゃないよ。こうゆう顔なの。
参照:英語ネットスラング辞典様


だそうです。なんとも下品な、、、。気を付けないと、検索次第で大変な事になります。でも、Bitchの文字列にはビットコインのティッカーが入っているようにみえますね。BitCh。


いかがでしたでしょうか。情報が少ないため、あまり詳細に書けませんでした。ここは違うよってことがありましたら、ご連絡下さい。

本日もよきCryptoLifeを。
ありがとうございました。

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ようやく取扱うことにしました。コインチェック問題。こんにちは、ノリヒロです。今回はCryptopiaのことではないです。XEMが流出した事について経緯、問題点、対策、返金など情報は沢山出ています。が、そもそも取引所が注文を受けてからどのようにコインを移動して保管しているのか(秘密キーをどのタイミングで発行、管理しているのか)を説明しているサイトが見つかりません。検索の仕方が悪い可能性はありますが。そこで、その点を考えてみることにします。

コインチェック XEM流出問題

目次
①コールドウォレットとかマルチシグとか

②取引所の中のコインの動き、知ってる?

③想像してみた。

①コールドウォレットとか、マルチシグとか

この部分は、さんざん他のサイトやメディアで取り上げられているからいいですかね。

コールドウォレットインターネットとは完全に切り
離されたウォレット。
ペーパー(秘密鍵を紙に書写す)やハードウォレット(専用デバイスで秘密鍵を管理する)がある。

まず、「ウォレット」って言葉、誤解をうみそうなんで、「秘密キー(鍵)」と解釈しましょう。こうするとブロックチェーンを理解するのがわかりやすいです。ペーパーウォレットということは、「紙の秘密キー」ということです。文字通り、秘密キーが紙に印刷されている訳です。ハッキングはもちろんされませんが、紛失したり、燃やしたりしたら…アウトです。

ハードウォレットは、コインをハードに移動させて保管するイメージがあったのですが、先ほどの解でいうと、違うのがわかりますね。ハードウォレット=「ハードな秘密キー」です。ハード(機械)で「秘密キーを管理する」という事ですね。キーはリカバリーフレーズとも言います。そのほかには、送金する際のPinコード(動作を実行するための暗証番号のようなもの)もあります。Pinコードを忘れても、リカバリーフレーズがあれば再設定可能です。
これに関しては、詐欺が報告されています。ブログで紹介されて、ハードウォレットを購入⇒記載されてあったPinコードを入力してBTCを送金(Pinコードがすでにあるということは、すでに誰かが暗証番号を設定しています。他の人の暗号キーが登録されているのです)⇒他人のアドレスに送金する⇒また被害にあう…。こんなパターンもあったようです。ハードウォレットの初期設定から自分で行います。Pinコードも自分で設定しますので、最初からPinコードが入っている機械は、新品ではありません。詐欺ですので、注意してください!正規品を買いましょう。

マルチシグトランザクションの署名を行うのに複数の秘密鍵が必要となる技術。マルチシグのアカウントを作る際に、署名をする人を複数氏名、そのうち何人の署名が必要か決める。

公証人みたいなもんですかね。送金が正しいかどうかをチェックする役割ですね。ただ、承認する人数が多ければ多いほど、コストと時間がかかるようです。

②取引所の中のコインの動き、知ってる?

原因、対処の方法などはたくさんアップされています。ただ、そもそも論としてコインチェックをはじめとする取引所が、注文を受けてから約定後、個人のコインとして保管する⇒すなわち、個人の秘密キーをいつ発行して、どのように管理しているのか、ブロックチェーンをいつ更新しているのか、この一連の流れが検索しても出てこないんです。その点に関して、国内の大手取引所のHP、関連する場所をピックアップしてみます。

まずは、zaif(ザイフ)から。
zaif
zaif(ザイフ)セキュリティ体制について



次に、GMOコインです。
G1

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GMOコイン セキュリティ・顧客資産管理について

いかがでしょうか。

なお、先ほどと同じように「ウォレット」の定義を変えますね。
「ホットウォレット」秘密キーをネットに接続できる状態(オンライン)で管理すること
「コールドウォレット」秘密キーをネットから隔離して(オフライン)で管理すること

各取引所に共通しているのは
1:取引所資産と顧客資産は分けて保管
2:資産で非流動的なものはコールドウォレットへ
3:取引所資産の移動は内部で複数承認が必要
4:移動はマルチシグを使う


これをもとに、コインの流れを考えてみます。

③勝手に想像してみる。

図にしてみました。
簡単にするために、取引所ではなく販売所の流れとして表記しています。また、短期保管をわかりやすく「デイリー保管」としています。必ずしもデイリーで行っている訳ではないと思います。ご了承ください。

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これを踏まえ、取引所の「秘密キーの保管方法」を考えてみます。
前提として、「秘密キー」は取引所が保管しています。


①コイン売買の予測をして、ある程度のコインは取引所デイリー管理用に保管(zaifはこのようにいっているように思えます。GMOは言及していないようです。)秘密キーの管理は「ホットウォレット」です。
取引所デイリー管理用のコインの過不足に合わせてオフライン取引所から移動を行う。その際は、取引所内部の複数人の承認が必要。
③売買でデイリー管理用顧客資産に移動した場合
1:すぐにオフライン顧客資産へ移動?
秘密キー管理は「コールドウォレット」
それとも
2:ある程度まとめて移動?
秘密キーの管理は「ホット」⇒「コールド」
ただし、時間差あり

そもそも
3:管理顧客用(個別の)秘密キー発行があるのか?
⇒取引所のシステム上はすでに個別資産となっているがブロックチェーン上では、資産はまだ取引所のもの。移動をしない。


この仮定だと
顧客にとって、オンラインウォレット上では、売買したコインがすぐに自分のものになっているか(自分の顧客資産に移動しているかどうか)は表面上は分からないですね。確認しているのは取引所が提供する画面表示だけですので。コインチェック事件時に、「コインチェックサイト内ではNEMの残高がある表示になっている」けど、NEMが流出した(実際の取引所内のNEMはない)という事象がおこったのは、このことでしょうね。

ノリヒロが取引所運営だったら、「ある程度のトランザクションをまとめて、一定期間で処理してもばれないだろう。時間もコストもかかるしね。表面上は処理してあるように見えるし」って
思うかもしれません。ただ、その間は秘密キーはオンライン上にありますから、ハッカーの餌食になる可能性があります。処理するまでの期間がながければ長いほど。

先ほどのGMOコインのセキュリティ対策文の中でさらに気になる文言が。
「顧客資産と当社資産につきましては、毎営業日過不足がないか算定、照合することにより、分別管理を徹底しております」
これって、「至急移動のないコインの秘密キーは、都度ではなく毎営業日ごとにまとめて、コールド状態に移動してますよ」っていってるように見えなくもないのですが…いかがでしょうか。


この仮定で、「コインチェック問題」を考えてみます。
<コインチェック問題の概略>
顧客から預かっていたNEM約580億円が不正流出
大半のNEMが流出されたのは、約5分間
被害者は約26万人
秘密キーはホットウォレットで管理していた
ハッキングを受けていた


まず、秘密キーがホットウォレットで管理されていたというところからハックされたのは
「取引所資産のデイリー管理用」「顧客資産のデイリー管理用」になりますね。
で次です。

被害者26万人、約5分間というところです。約5分間で26万人のウォレットから26万人分の秘密キーを使って残高を移動させる…というのは、非効率な気がしますけどどうなんでしょうか。また、一連の情報を見る限りでは「コインチェックの口座」から盗まれたという記事が多いです。ですので、「取引所資産のデイリー管理用」から盗まれたというほうが、納得しそうですが、それだと顧客資産と取引所資産を厳密にわけているとはいえないでしょうね。もちろん、顧客資産デイリー管理用のウォレットから個別に盗まれた可能性もあります。判断は難しいです。

最後に、ハッキングを受けていたというところから。「取引所資産のデイリー管理用」のコインアドレスと秘密鍵が盗まれた、もしくは「顧客資産のデイリー管理用」のコインアドレスと秘密鍵が盗まれたということでしょうね。ここもセキュリティが甘かったということですかね。

総合すると
コインチェックは、NEMの販売所を開設していた。
管理の方法として、
顧客資産用の個別秘密キーを作成せず(ブロックチェーンを都度更新はしないで)、あくまで「取引所のデイリー管理用の秘密キー1つ」で一括保管。取引所の画面では、数字が更新されているので個保有になっているようにみえる。個別に秘密キーが必要になった場合、もしくは一定の時間で新規発行で(ブロックチェーン更新)。この際の秘密キーもホットウォレット管理だった。要するに、ブロックチェーンの更新を時系列通りに行っていなかった。もしくはその最中のものが多数あった。
顧客資産用の個別秘密キーは作成されていたが、ホットウォレット管理だった。
①か②が原因で、そこを狙われ、そのアドレスと秘密キーをハッキングされて不正流出となった。こんな感じになりますかね。書いててちんぷんかんぷんになってきました。わかりにくくてすみません…。

よく取引所は「ブラックボックス」といわれているようですが実際のところはどうなんでしょうか。すごい気になるので、そこ間違ってるよ、とか詳しい情報知ってるとか教えていただけると助かります!

本日もよきCryptoLifeを。
ありがとうございました。

ETH5

先日、ブログで使用しているアイコンフォント(リンク先を示すこんなやつ)を探していました。Fontawesome というサイトで検索していたところなんと!イーサリアムのアイコンフォントがあるではありませんか!他にはBTCや、Viaがありました。アイコンフォントは、これです。
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仮想通貨初めて2か月ですが、イーサリアムはアイコンフォントが出来るほどに社会的認知があったという事に、驚きです。というか無知でした、恥ずかしい。そこで今回は、イーサリアム(ETH)についてです。今頃かよ?と思う方、すみません。備忘録も含めてあげていきますので、よろしくお付き合いください。

イーサリアム(ETH)

目次
①概要・歴史

②イーサリアムは仮想通貨?スマートコントラクトの誤解

③今後の展開

①概要・歴史

まずは概要から。2月11日時点での数字です。

名前 Ethereum イーサ
通貨単位 ETH
時価総額 約8兆3811億円
HashAlgorithm  Ethash
発行上限枚数    未定(初期発行:7200万ETH)
供給量    9751万ETH

次に歴史です。
開発者、プレセール前は除いています。
2014年7月 プレセール開始
2015年7月 イーサリアムFrontierが開始
2016年3月 Homestead実施
     (プロトコルアップデート)
2016年5月 DAOプロジェクト始動
2016年5月 DAOハッキング事件50億円盗まれる
2016年6月 DAO事件を解決するために
      ハードフォークすることに決定
2016年7月 ETHとETHclassicに分裂
2017年10月  Metoropoliceにアップデート

難しい用語が並んでいますね…。ノリヒロのような初心者が理解するにはとても厳しい内容です。発行枚数未定なんですね。DAOプロジェクトをはじめ、最低2回はハッキング被害を受けていたとは…。

②イーサリアムは仮想通貨?スマートコントラクトの誤解

まず、「イーサリアム」は仮想通貨なのでしょうか?そうであり、そうでないということになります。「イーサリアム」とは、「分散型アプリケーションを利用できるプラットフォーム」と定義されています。今一つわかりませんね、さらにひも解いていきます。
分散型アプリケーション(DAPPS)とは、次の3つを満たすことができるアプリケーションで定義されています。
オープンソースであり、暗号化され分散化されたブロックチェーンを使用していること。
②流通可能な、暗号トークンをもっていること。並びにアプリケーションを利用するにはそのトークンを利用、報酬を支払うこと。
アプリの改善提案はユーザー主体であること。プラットフォームとは「土台・開発環境」という意味です。
まとめると、「イーサリアム」とは
①~③を満たすアプリケーションを利用できる土台ということになります。まだピンときませんね…。それでは、わかるよう図解してみました。
eth6
スマホのアプリと、DAPPSを比較しています。DAPPS(分散型アプリ)を作りたい。DAPPSを作る際には、独自トークン(支払い方法)を準備し、かつブロックチェーン(データベース)を準備しなければなりません。いちから全部を準備するのは面倒だ。そこで登場するのが「Ethereum」です。この「Ethereum」という土台であれば、準備すべき問題をクリアできます。そこが「Ethereum」のすばらしい点です。もちろんそれを狙って作られているのですが。

最近のICOはERC20(イーサリアムブロックチェーン)規格トークンを使用しているのが多いのも頷けます。イーサリアム環境であれば、既存の物を使用するだけでしょうから、面倒ではありません。だから、詐欺が多発するのでしょうけれど。

あれ?仮想通貨としての「イーサリアム」はどこへ消えたのでしょうか。厳密にいえば、プラットフォーム「イーサリアム」が発行している仮想通貨が「ETH(イーサ)」です。
結論。
イーサリアムはプラットフォーム
イーサリアムの発行している仮想通貨がETH(イーサ)



次にイーサリアムの特徴としてあげらるのが「スマートコントラクト機能」 です。一般的には「決められたある条件を満たすと、自動的に契約(コントラスト)を実行する・契約の自動化」ということが記述されたコードであるとされます。一定条件で自動的に契約が実行されるということであれば、第三者が仲介に入らないのでコストがかかりません。また、確実に履行されるというのも長所でしょう。
また、次の解釈もあります。
イーサリアムでは、状態遷移関数を自由に書き換えられるように作られており、このことをスマートコントラクトと呼ぶ。状態遷移関数とは…ある状態Aから状態Bへの変化がどのように行われるのかを定義した関数です。現在のノリヒロでは、あまりうまく説明ができませんので、こちらを参照ください。イーサリアムが使用している記述言語「Solidity」に関係していることでしょうかね。
参照:クリプトピックス様

現在でも「スマートコントラクト」に関しては様々な意味があるようです。用途によって違うようですのでご注意を。

③今後の展開・スケーラビリティ問題

イーサリアムの「スケーラビリティ問題」とは、ブロック生成が処理能力を超え、トランザクション詰まりを起こして処理遅延(送金遅延)が起きている状態のことを言います。対処法としては、とにかくトランザクションの処理速度をあげることだと言われまています。ブロックチェーン外で対応を行う「オフチェーン」ブロックチェーン中で対応を行う「オンチェーン」があるようです。
①オフチェーン処理
本来ブロックチェーン上で処理されるトランザクションの一部を、ブロックチェーン外で処理する試みです。プロジェクトが2つあります。
1:プラズマ(Plasma)
ブロックチェーンとは別のところにサイドチェーンを準備して、2段階でトランザクションを管理する
2:ライデン(Raiden)
マイクロペイメント対応用。支払い用の専用チャンネルを利用します。このチャンネルでは最終的な金額の移動のみがチェーンに記入されることになります。

②オンチェーン処理
イーサリアムのブロックチェーン基盤自体を改善しようとする試みです。
1:POSの導入
現在はPOWだが、将来的にはPOSのアルゴリズムに移行する予定である。POWはマイニングに最も成功した者が報酬をもらう仕組み、POSは長期保有・大量保有していている者が報酬をもらう仕組み。
2:シャーディング
処理すべきトランザクションをいくつかに分割しそれを各ノードが役割分担をしながら処理する。POS移行後でないとセキュリティが保てない。

スケーラビリティ問題に関しては、こちらの記事を参考にさせていただきました。非常にわかりやすいので是非ご覧ください。
参照元:CONSENSYS MEDIA JAPAN様


さすがに総合2位だけの事はありますね。というか、1位でもいいんじゃないでしょうか。BTCはすでに殿堂みたいなもんですから…。
 

いかがでしたでしょうか。まだまだ勉強中のため、解釈が違うよっていうことがあったら是非コメントください。

本日もよいクリプトライフを。
ありがとうございました。

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